猪子峠から深高山・石尊山

• 足利市の北に位置する深高山から石尊山の見晴台まで続く、標高500メートルのほぼ水平な山並の尾根道を走ります。
• 車を石尊不動尊の駐車スペースに停め、小俣川に沿った舗装路を含む周回コースにするのが良いと思います。
• 猪子峠は、トンネル(猪子トンネル)が出来るまでは松田町と小俣北町とをつなぐ道であったようです。猪子トンネル脇の登山口から猪子峠を通って松田町まで、良く踏みしめられた道が続いています。
• 登山口→(30分弱、乗車率20%)→猪子峠→(1時間ほど、10%)→深高山→(30分ほど、100%)→石尊山見晴台→(1時間弱、5%)→石尊不動尊
  (乗車率は40代後半である私が自転車で走った場合の例です。)
• 登山口から猪子峠までは、乗ろうと思えば殆ど乗車可能です。

猪子トンネル脇から出発
(2002年11月16日)

この写真は小俣北町側から撮った写真だけれど、自転車が置いてある所が登山道入り口である。

さすがに、関東平野の北のはずれ、ここまで来ると車の通行も少ない。休日にこの道を通ると、サイクリングを楽しんでいるグループに良く会う。東京周辺では舗装道路を走るのは全然楽しくないが、この近辺では舗装道路をサイクリストが本当に楽しそうに走っている。見ている僕も楽しくなる。

工事中の猪子峠登山口
(2004年3月29日)

猪子トンネル脇から山道に入ると、すぐに治水工事が進行中でした（2004年3月27日時点で）。

写真では分かりにくいかもしれませんが、工事現場の中に入ると直ぐに前方右側、側の左岸側に登山道が続いているのが分かります。

仙人ヶ岳という道標でも深高山方面
(2002年11月16日)

登山口を入るとすぐに沢に沿った杉林の中の暗い山みちとなる。山深い感じすらするが、道自体は良く踏みしめられた気持ちの良い道である。猪子峠へ向かう道は一本道なので迷うことはまずない。仙人ヶ岳という標識がまず現れるが、これは猪子峠を経て仙人ヶ岳に向かうという意味だろう。

猪子峠は明るい峠
(2004年3月29日)

猪子トンネルが出来る前はこの道が街道だったのではないかと思わせるようなしっかりとしてよく踏み固められた道が松田町方面に続いている。

峠には深高山を指す標識もある。

どこへ続く林道なのだろうか
(2002年11月16日)

途中、2，3箇所で林道の脇を登山道は続いている。

この林道はどこへ続いている林道なのだろうか。

深高山へは2箇所の急登
(2002年11月16日)

この写真は土の道、この前に岩場の道。

手を使わなければ登れないと言うほどではないが、途中何度か木につかまりながら、MTBを担いでバランスを確保しながらゆっくりと登った。距離にしたら大したことはないけれど、久しぶりの急登にびっくり。

ロープが張られた急坂は、最近では那須に行った時に登った、三斗小屋温泉から隠居倉への登り以来。

標高はそれほどではないけれど、しっかりと自転車の担ぎを楽しめます。

深高山は南に明るく開けている
(2002年11月16日)

葉が落ちた季節だということもあり、南側は大きく開けて眺めも楽しむことが出来る。眺めを楽しみながらの昼食も可能です。

この日も6，7人のグループが深高山頂でガスバーナーを使って鍋料理を楽しんでいた。(写真の人です。)

深高山から石尊山への道は天上の散歩道
(2002年11月16日)

奥多摩の丹波天平、山梨の権現山の東側尾根にも似たほぼ水平な道が深高山から石尊山まで続いている。

天上の散歩道である。

石尊山山頂
(2002年11月16日)

狭い山頂は特にこれといった特徴はない。

この先の見晴台の方が景色も楽しめる。

見晴台からの下りは急な岩場の道
(2002年11月16日)

急な岩場の道がかなり長い距離続く。

MTBを担いで降りるのにも一苦労の見晴台からの下り
(2002年11月16日)

ごつごつとした岩が続く、かなり傾斜が急な道で、最初の少しばかりの距離は乗車も出来るが、すぐに乗車不能の坂道が続きます。

半年位前に行った行道山もそうだったけれど、足利近辺は岩場が多い。

自転車を担げば下りられない事はないけれど、自転車向きではない道が石尊不動尊の近くまで続く。

石尊不動尊の駐車場が近づくにつれて、大きめの石がごろごろとした道になり、傾斜も緩んで楽しく乗車できるようになるが、それまでは押すか担ぐかが続く。

石尊不動尊の駐車スペースに到着
(2002年11月16日)

朝、ここに車を駐車して出発した。朝の9時に着いたときにも既に2台の車が停めてあった。

5，6台は駐車可能なスペースです。

地図と参考書

地形図(国土地理院)：桐生及び足利(1/50,000)