十文字峠を目指して自転車(MTB)で信濃川上駅を出発する距離的に十文字峠に一番近くて便利なのは信濃川上駅です。
野辺山駅に比べて鄙びた駅ですので、駅の付近には買出しできる場所はありません。
十文字峠に向かう国道沿いに「スーパー・コンビニエンス・ストア」がありますので、買出しはそちらで行ないます。
信濃川上駅には、①新宿から特急あずさに乗り小淵沢で小海線に乗り換える、②長野新幹線で佐久平にて小海線に乗り換える、の２つの行き方があります。長野新幹線のほうが比較的に空いているようです。
十文字峠を目指して自転車(MTB)で毛木平を過ぎる毛木平の駐車場までは舗装の道です。
毛木平の駐車場を過ぎると、ダートの林道に入ります。
朝に東京を出て信濃川上駅から走り始めると、毛木平の駐車場を過ぎるあたりでお昼時になります。「千曲源流狭霧橋」という木製の橋がかかった千曲川源流の川原で昼食をとるのが良いでしょう。
私達がおにぎりを食べていると、下流の方から釣りをしながら川を上がってくる人がいました。この季節は岩魚が釣れるそうです。
十文字峠を目指して自転車(MTB)を担ぐ林道は程なく終わり、山道の担ぎ上げとなります。
かなり急傾斜の山道を約２時間の担ぎ上げとなります。
苔むした原生林の中の道は、自転車(MTB)の重みを忘れさせてくれます。
道に迷うところは殆どありません。ただひたすらに自転車(MTB)を担ぎます。
十文字小屋２時間ほど担ぎ上げ、少しだけ乗車できる山道なると、もうすぐに十文字小屋です。
十文字小屋の夕食は、この季節では６時頃でした。暫く休んで、ビールで乾杯です。
ちなみに、トイレは外にあります。当然に電灯はありませんから、懐中電灯は必携です。
苔むした原生林の道を行く苔むした原生林の山道を行きます。
ここからのぞき岩までの間は、ほぼ自転車(MTB)に乗ることは諦めた方が良いです。
それよりも、原生林を味わいながら、じっくりと歩く道です。急いでも、それほど時間が変わる訳ではありません。
赤沢山では山頂の北側を巻きます。ガレた所もあり、道も多少分かりにくいですが、所々に赤いテープの目印がありますので、踏み跡とテープの目印とをしっかり探しながら慎重に歩けばまず間違うことはないと思います。
巻き道ではガレ場のトラバースになりますので、バランスには充分に気をつけます。
のぞき岩で記念写真トラバースは約２時間ほど続きます。
途中、片側が切れた断崖で、自転車(MTB)を片手に担いで大きな岩を登る箇所があったり、斜面には草や木が生えているとは言え基本的に崖に近い斜面に付けられた細い道が続きますので、バランスには充分に注意が必要です。
自転車(MTB)を担いでいなければ、それほど危険に感じる箇所はありませんが、自転車(MTB)を担ぐ我々には自然の危険を感じさせられる場所です。
のぞき岩は南側が大きく開け、遠くに八ヶ岳、近くに甲武信岳など、素晴らしいパノラマが広がります。
のぞき岩から栃本へと下るのぞき岩を過ぎると、比較的に自転車(MTB)に乗車できる部分が多くなり、二里観音を過ぎたあたりからかなり乗車出来るようになります。
笹などが茂った山道を快適に走ることが出来ます。
栃本に近くなると、途中林道を横切ります。林道を走って下っても良いですし、もう少し山道を楽しむことも出来ます。
最後は杉林の中のつづら折れの道となり、登山口に出ます。
栃本急傾斜の斜面に棚田が広がる、有名な栃本の風景です。
栃本関所跡などもあり、休日にはちょっとした賑わいです。
ここから秩父鉄道三峰口までは、自転車(MTB)で軽く流しても一時間ほどの距離です。
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