御坂峠

コース概要

• 山梨県の甲府から富士五湖に抜ける峠ですが、現在では藤野木から河口湖側まで全長３ｋｍの御坂トンネルが旧御坂峠の下を通っています。
• 一般道路を走る部分を少なくするために、車で新御坂トンネル脇の河口湖側にある駐車スペースまで行くことをお薦めします。
• その場合、車を駐車スペースにデポし、MTBで旧国道を登って天下茶屋のある御坂峠(新峠）を越えて一旦藤野木まで出て、そこから再び旧御坂峠を越えて車のデポ地点まで戻るという周回での山岳サイクリング(MTBサイクリング)となります。
• 天下茶屋のある御坂峠(新峠)を甲府側に抜けるには全長200mの暗いトンネルを通りますので、ライトは必携です。
• 車をデポする駐車スペースは、御坂トンネル入り口の河口湖側、河口湖から車で走ってきて右側の旧国道入り口のところにあります。車が5，6台は駐車できますが、季節によっては、8時頃には一杯になります。
• 御坂トンネル脇駐車場→(1時間弱、自転車での乗車可能率100％）→天下茶屋→（1時間弱、100％)→藤野木→（徒歩にて約２時間弱）→旧御坂峠→（１時間弱、乗車可能率100％）→御坂トンネル脇駐車場

御坂みち入り口
(2002年11月4日)

写真は国道137号の御坂トンネル河口湖側入り口脇にある、御坂みち(旧国道)の入り口部分です。この写真の右の方に駐車スペースがあります。5，6台駐車できるスペースに、朝の7時過ぎに着いた時には既に3台の車が停まっていました。

ここでＭＴＢを車から降ろし、走り始めるのがお勧めです。

御坂みちを天下茶屋目指して登る
(2002年11月4日)

11月の初旬は御坂山塊では紅葉真っ盛りです。
しかも秋は空気も澄んで富士山が良く望めます。

この日も雲ひとつない空に富士山がくっきりと見えていました。

天下茶屋のある新御坂峠は、河口湖側も甲府側も全線舗装されています。それでも、朝のうちは車の通行もなく、静かなサイクリングが楽しめます。

天下茶屋の前にて
(2002年11月4日)

後に富士山がぼんやりと見えます。

天下茶屋に着いたのは10時前後でしたが、既に少し富士山は霞でぼんやりとし始めてきてしまっていました。

やはり、朝一番の時が至福の時。
人が活動をし始める時間帯よりも前が、自然が最も美しい姿を晒す時のようです。

藤野木は交通量の多い交差点
(2002年11月4日)

国道137号線も甲府側は片側2車線の国道です。雰囲気が河口湖側とは全く違います。
「藤野木(Tonoki)」と書かれた交差点の標識がないと見落としてしまいそうです。

御坂峠と書かれた標識が横断歩道のそばにあります。

御坂峠(旧峠)目指しての登り
(2002年11月4日)

御坂峠は晴れた日が良く似合います。

落ち葉を踏みしめながら、最初のうちは林道を、暫くしてからは山道というよりは古道といった趣の道を、落ち葉を踏みしめながら歩いて行きます。
「熊出没注意」の立て看板が立てられていますので、熊鈴は必携でしょう。

でも、週末は比較的登山客が多そうですので（と言っても東京の奥多摩ほどではないでしょうが)、熊が山道にまで出てくることはないのではないだろうかと思わせます

御坂峠(旧峠)の御坂茶屋(跡)とこれから下る道
(2002年11月4日)

御坂茶屋は廃業されています。

小屋の壁をなす青いトタン板が寂しげな感じを与えますが、でも何故か廃業された茶屋が良く似合うようにも思えてきます。

富士山が良く見える峠。南に面して明るい峠。御坂峠は暗い感じが全くない峠でした。

御坂峠(旧峠)を御坂茶屋から下る
(2002年11月4日)

御坂峠から車をデポした駐車スペースまでは、良く踏みしめられた快適な山道が続きます。

途中、急坂の九十九折れといった箇所も若干はありますが、殆ど乗車したままで下ることが出来ます。昔からの峠道というのは、人々の足で踏み固められた道が多く、今でもMTBで走るのに快適な道が多いようです。

一時間前後の峠下りの後に駐車スペースに戻ることになります。

地図

地形図(国土地理院)：都留(1/50,000)

山と高原地図(昭文社)：富士・富士五湖