会津中街道（乙女の滝から沼原）

• 福島へと通じる会津中街道の一部が、乙女の滝から沼原間に残っています。この道を沼原駐車場から乙女の滝に向かって降りてくるコースです。
• 標識では板室温泉へという標識になっています。この道を自転車(MTB)で走りますが、途中で板室温泉方向と乙女の滝方向との分岐があり、この分岐を乙女の滝方向に向かいます。（板室温泉方向は道が崩壊のために通行止めになっていました。）
• 三斗小屋宿から会津大峠までの間にも一部残っていますが、乙女の滝・沼原間もつい最近までハイキングコースになっていたようです。
• 乙女の滝近くから沼原の駐車場まで続く舗装路が出来ていますが、この舗装路にほぼ沿う形で登山道が残っています。沼原駐車場まで自動車で楽に入れるようになってからは、この登山道を歩く人もめっきり減ってしまったようです。そのために、一部分道が途切れたような形で不明瞭な部分もありますが、まず問題はないと思います。
• 沼原駐車場から先も駐車場の端からまっすぐに北上する方向にほぼフラットな道が続いています。姥ヶ平までは岩がごろごろした道で、この方向から姥ヶ平に向かうのはお奨めではありません。
• 黒磯駅→（2時間程度、100%）→乙女の滝→（2時間弱、100%）→沼原駐車場→（1時間強、100%）→乙女の滝→（1時間程度、100%）→黒磯駅

沼原付近を自転車(MTB)で走る
(2003年10月25日)

沼原の駐車場付近です。沼原の駐車場から、沼原湿原には向かわずに姥ヶ平に向かう道があります。このみちもかつての会津中街道だったようです。道の真ん中に所々ですが、昔の構築物の跡なのでしょうか、石組みが残されています。

板室温泉に向けて自転車(MTB)で下る
(2003年10月25日)

沼原駐車場から下り始めますが、しばらくはダートや舗装された林道を走ります。登山道の入り口には標識がありますが、見落としやすいので注意が必要です。

沼原駐車場まで自動車で楽に入れるようになってからは、この登山道を歩く人もめっきり減ってしまったようです。途中からは沢に沿った気持ちの良い道が続きます。

乙女の滝に向けて自転車(MTB)で下る
(2003年10月25日)

途中からは沢を何度か渡ります。橋がなかったり、あっても朽ちて落ちてしまっていたりしますが、沢幅が狭いので増水時でもない限り特に問題はないと思います。

人があまり通らなくなってしまった道のようですが、昔からの街道だけあってしっかりとした土の道が続きます。時々渡る沢にもマイナスイオンを感じるような気さえしてきます。

会津中街道の乙女の滝側入り口
(2003年10月25日)

道は最後に朽ちて落ちた橋を渡り、この写真にある登山道入り口の標識のある場所で一般道路に出ます。

沼原駐車場から約1時間強の道ですが、おそらく誰とも出会うことなく楽しいツーリングが出来ると思います。

ここから黒磯駅まで自転車(MTB)で走って1時間強の道のりですが、なるべく自動車の通行量の少ない道を選んで走りましょう。ちょっと日本離れした、牧場や大規模農場などが広がる中を走る素晴らしいサイクリングが楽しめます。

地図

地形図(国土地理院)：那須岳、塩原、大田原(1/50,000)

山と高原地図(昭文社)：那須・塩原