阿世潟峠から久蔵沢・足尾

• 中禅寺湖の南岸にある阿世潟から足尾に抜ける山道&林道コースです。
• 雨天時または雨の後は避けたほうが良いです。
  1. 阿世潟峠直下の長手沢では何度か沢を渡ります。
  2. 久蔵沢でも橋が川に埋まっている箇所が二箇所ほどあります。
  3. 林道に出てからも落石がとても多いです。
• 人が殆ど通らないとても静かなコースです。
• 中禅寺湖から阿世潟峠までは20分ほどの担ぎです。
• 登山道も林道も、ともにとても荒れています。

阿世潟
(2003年6月7日)

日光中禅寺湖畔の阿世潟は、とても静かな湖畔です。

中善寺温泉から30分強、中禅寺湖畔の林の道を快適に走ると阿世潟はあります。湖に腰まで入って釣りをしている人達がいます。そうした人達がごく少数だけいるのが阿世潟です。

浜辺は薄茶色の砂浜です。とても静かな湖畔に阿世潟峠への入口はあります。

阿世潟峠
(2003年6月7日)

阿世潟峠を歩く人は、殆どがここを経由して尾根伝いに社山または半月山に向かう登山者です。阿世潟峠を“越える”人は殆ど見かけません。

阿世潟峠からの下りは、急坂の荒れた道が続きます。

沢も何度か渡ります。

両岸が急斜面となっている狭い沢ですので、雨が降ると水嵩が増します。何度かこうして沢を渡ると、やがて廃道となった林道に出ます。

阿世潟峠から久蔵沢林道に出る
(2003年6月7日)

道はやがて沢を一旦離れて、廃道となった林道に出ます。

この道は、荒れた山の植林などの工事のために一時的に利用する目的で作られた林道のようです。現在では、その目的を終えて、全く手入れのされない廃道となっています。

この写真のように落石で殆ど道が埋まってしまっている部分や、谷側が崩れてしまっている部分など、道としての体裁をなしていない部分が何箇所もあります。

あと数年もすると、林道自体がなくなってしまうのではないでしょうか。

しかし、この林道も殆ど人が通らない林道です。静かなダートが続きます。途中何度か川（久蔵沢）を渡りますが、橋が川に沈んでいたりします。水の音、鳥の声、自然の中の道が続きます。

足尾砂防ダム
(2002年9月21日)

2時間程のツーリングで、やがて銅親水公園の足尾砂防ダムに出ます。ここからは30分程で渡良瀬渓谷鉄道の間藤駅へ出ます。

間藤駅で渡良瀬渓谷鉄道に乗車して帰るも良いですし、暫く渡良瀬川に沿ったサイクリングを楽しむのも良いでしょう。

また、足尾精錬所そばの赤倉から出川に沿った林道を登って、“備前楯山”に登るのも良いと思います。

地図

地形図(国土地理院)：男体山(1/50,000)

山と高原地図(昭文社)：日光