山での道具

熊鈴(くますず)

冬が終わり、山にも徐々に春がやって来ています。春とともに熊も冬眠から覚めて活動する季節になり、熊鈴の出番となります。

私はこれまでは普通に登山者やハイカーが付けているような鈴(カウベル)をザックに付けていました。

ところが、MTBでの山岳サイクリングの場合、上半身は思いの外振動しません。
これは山道などの悪路を走る場合であっても、膝や足首でショックを吸収してしまって上半身には意外と振動が伝わらないからです。ザックに付けた鈴が鳴らないと言うのが私の悩みでした。

そこで最近、写真のようなマジックテープでMTBのハンドルに付けられるタイプの熊鈴を登山用品店で購入しました。この写真では見にくいかもしれませんが、ハンドルバーのハンドルポストに近い部分に写っている銀色の球がそうです。

自転車のハンドルには、道のでこぼこがかなり直接的にハンドルに伝わります。そして、その細かな振動によってこの熊鈴はかなり良くなります。走行中はずっと鳴っているという感じです。最初は少し鳴りすぎというくらいに感じましたが、音も悪くないので最近は心地良い音と思うようになりました。