陣馬山から小仏峠(40代からの山岳サイクリング〔MTBサイクリング〕)

コース概要

このコースについて下記の文章を書いてから20年以上がたちました。今では自転車（MTB）で乗車して走れるコースではなくなってしまいました。ハイカー、トレラン、そうした人たちの数があまりに多くなりました。自転車で気持ちよく走れるコースでしたので、ハイカーやトレランの人たちにも人気が出るのは当然でしょう。
山岳サイクリングの初心者向け山岳サイクリングコースです。ＭＴＢを使ってサイクリングが充分楽しめます。
のんびりとして、穏やかで、適度の賑わっていて、景色が良くて、明るい庶民的な尾根道。
ハイカーの方々にもポピュラーなコースのため、歩いている人達への充分な配慮が必要です。
和田峠(標高690m)→（30分弱、乗車可能率5％）→陣馬山(854.8m)→（30分、95％）→明王峠(729m)→（30分、95％）→影信山(727.1m)→（10分、100％）→小仏峠(548m)→（15分、100％）→裏高尾
(上記は40代後半である私がMTBでサイクリングした場合の、休憩などを除いた数字です。)
和田峠までのコースについては「林道和田線から一の尾根」の「コース概要」をご覧になってください。

和田峠まで完全舗装されていますが、車の通りも少なく、私の好きな道の一つです。

小学校がまだ土曜日休校ではなかった頃は、MTBで坂道をゆっくりとサイクリングしていると、登校途中の小学生に「おはようございます。」と挨拶をされたりしたものです。

藤野駅から歩くハイカーや、林道和田線の入口あたりまでタクシーで来て、そこから歩き出す人達などもいます。

和田峠から陣馬山頂までは木の階段を登ります。MTBを担いでほぼ30分弱の登りです。陣馬山頂付近は滑りやすい土ですので、階段を慎重MTBを担いで登ります。

息が切れてきた頃に陣馬山頂に辿り着きますが、山頂には大抵いつも複数のパーティーが憩っています。それ程ポピュラーな山だと言うことでしょうが、MTBを担いで現れると大抵の人がびっくりします。まだまだMTBでの山岳サイクリング(MTBサイクリング)はポピュラーではないということでしょうか。

山頂には大抵のガイドブックに出ている白馬の像や、この写真にあるような石碑が建てられています。南は丹沢の山々、富士山、北は奥多摩、西は笹尾根から生藤山、等が眺められる、とても眺めの優れた山です。

陣馬山から小仏峠へ向かう道は、多少のアップダウンはあるものの、概ね平坦又は下り坂です。陣馬山に近いあたりでは雨後や雪融けの頃は泥濘の状態がひどいですが、MTBで概ね順調にサイクリングをすることが出来ます。

このコースの唯一の難点は、多分、都心から近く有名な高尾山からの縦走路の一部になっているものですからハイカーの人達が多いと言うことでしょう。我々山岳サイクリング(MTBサイクリング)を楽しむ者だけでなく、ハイカーの人達にとっても魅力のあるコースだということでしょう。

陣馬山頂で標高は854.8ｍですから、高い山ではありません。それでも積雪のある時はあります。積雪と言っても、積もっている時でも尾根筋で20ｃｍ程度でしょう。

それでもMTBでは結構楽しめる雪になります。夏は標高が低いだけに適さないコースですが、冬こそこのコースが一番楽しめる季節です。

冬はさすがのこの山でも人出が減って、山岳サイクリング(MTBサイクリング)を楽しむ我々にも走りやすい環境になります。

小仏峠から裏高尾に抜けるに抜ける山道は、峠から下るとすぐに林道のように幅が広い道になります。もう少し下ると舗装路に出ます。そこから一貫しての下り坂を裏高尾の里を走り抜けて行きます。